サプリメントのミネラルは摂取すると
どういった効果がえられるのでしょうか。
ミネラルは、私たちの体の中にも4%くらい存在する成分で、骨や歯を作ったり、血液や体液を調整したり、神経や筋肉の機能を助けたりする働きをします。糖質、脂質、タンパク質、ビタミンと並び五大栄養素の一つとされる大切な栄養素です。
以下に、おもなミネラルについてだけ簡単にご説明します。
・カルシウム
骨や歯、体液、筋肉、神経などの組織に存在します。不足すると骨や歯がもろくなったり、成長が阻害され、また神経過敏になります。食事による過剰摂取の心配はありません。
・リン
主に骨や歯の成分となります。不足すると骨や歯がもろくなりますが、摂りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。
・マグネシウム
骨や歯、筋肉、脳、神経に存在します。不足すると心悸亢進や神経興奮を招きます。摂りすぎても腎臓から排泄されるので過剰症の心配はありませんが、腎臓障害のある人は注意が必要です。
・ナトリウム
主に塩分として体液中に存在します。不足すると食欲減退や精神不安を招き、摂りすぎると高血圧や胃潰瘍、動脈硬化になる恐れがあります。
・カリウム
血球・細胞の内液に多く存在します、不足すると筋力低下や腸壁緊張を招き、過剰摂取すると腎臓の悪い人には良くないそうです。カリウムはナトリウムを排泄する働きがあるので、塩分を摂りすぎたときに効果的です。
・鉄
赤血球のヘモグロビンや筋肉のミオグロビン、肝臓のフィリチンに多く存在し、不足すると貧血の原因となります。特に生理のある女性は多めに摂取しなければならない栄養素で、私も鉄分不足にならないよう気をつけています。
・銅
体内の臓器中に存在し、酵素の成分にもなっています。不足すると貧血や骨の変形の原因となります。
・亜鉛
細胞全体に存在し、DNAや蛋白質の合成に関与しています。不足すると貧血や成長障害、皮膚炎、脱毛症、味覚障害を招きます。また、亜鉛不足で男性機能が弱まるという話もあります。
このうちカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛は不足しがちなミネラルです。逆に日本人は塩分を多く取るため、ナトリウムが過剰になりがちです。
多くのミネラルは偏らない食事をしていれば摂取できますし、不足分も食事から摂るのが理想ですが、やむを得ない場合はサプリメントで補うのも良いでしょう。
でも用量を守り、摂り過ぎには注意してくださいね☆
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